カテゴリー「色彩のお話」の23件の記事

2011/11/17

色の知識/城一夫

Color_museum 先日、必要があって1年以上前に買ったこの本を引っ張り出しました。全然読んでいない(笑)。
「色の知識“Color Museum in the World”」は、色に興味がある人にとっては必携の1冊と言えると思います。中は「美術・デザイン様式にみる色の変遷」、「名画を生んだ画家たちのカラーパレット」、「さまざまな色名とその由来」、「世界のカラーパレット」というカテゴリーに分かれています。例えば「ロココ調」なんていうデザイン様式があると、それに特徴的な色彩構成と具体的な色名が示されています。「世界のカラー」なんて楽しいですよ。色々な国名のページがあって、やはりその国に特徴的な色使いについての解説がされています。もちろんカラーサンプルも。各ページはスッキリと見やすいのに情報としての充実感が感じられます。
何より嬉しいのは、それぞれのカラーサンプルにCMYK・RGB、マンセル値(色指定のための物差しの値)を併記してくれていることです。これだけでも買う価値あり!ってもんです。最後の方には「色材の歴史」、「色彩科学・文化史年表」、「色名索引」もついています。ちなみに下の画像は国名のトルコのページと名画(画家)からゴッホのページとなっております。
Turkey Vincent_van_gogh
著者の城一夫さんは、こういう色彩と文化史的な関係の研究にとても熱心な方で、この本は一般の人にも分かりやすく書かれているモノとしては集大成的なものの一冊と言っても良いと思いました good

→“色の知識―名画の色・歴史の色・国の色”、詳細データ へのリンクです
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2009/07/29

color & human response

Birren 地元の図書館の新刊コーナーで見つけました。“ビレン色彩心理学と色彩療法”という題名の本です。原題の“color & human response”、つまり「色彩と人間の反応」という方がよっぽど分かりやすいと思いますが(笑)。
1978年にフェイバー・ビレンさんという色彩学上では重要な人が著した色彩学的に重要な著作のようで、同じ方(佐藤邦夫さん)が以前翻訳したものを改題・訂正などを加えて今年再出版した、という流れのようです。
色彩学の入門書として書かれた著作です。これが何故重要な著作かというと、それ以前にはこういった系統だった色彩学の本がなかった?からで、なぜなら色彩のお話というのは、とても守備範囲が広く、著者に相当の知識量が必要とされ、なかなか難しかったのだと思います。歴史的なハナシから始まり、生物学的反応のハナシ、様々なカラー・システムの紹介、などを経て、最後にそれらをふまえた上で実際の生活に(生き方に)どう応用していくことができるのか、といった流れになっています。当時としては、かなり画期的な試みだったようで、なかなか批判も多かったことが示唆されています(オーラの話なんかも入っています)。
正直、入門書ではありますが、現在これから色彩学を始めようとする人にはお勧めできません。この本がどうのこうの、というより、今はもっと良い本(読みやすい本)が沢山あると思うからです。ただ、この本が一つの出発点であったことに重要性がある、ということです。
余談ですが、この本の装幀、表紙に白抜きの文字で原題の英語がデザインされているのですが、response のつづりが思いっきり間違っています。誰も気づかなかったのでしょうか・・・(大笑)。

→ “ビレン色彩心理学と色彩療法”の紹介はコチラ

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2009/07/15

500色の色えんぴつ その2

Feli1 今年の3月に“500色の色えんぴつ”について書きました(→ 09/03/16の記事)。すっかりとその後の経過がぬけてしまったのでココで補完します(笑)。
え〜、前回の記事の前後、注文を致しました。で、実際の配布は予定通りの6月から開始されました。その間に多少の価格の変更がありました。正確にはサービスの変更で安くなったのです。“しあわせ割”というのが始まりまして、友人などと2人ペアで申し込むというシステムです。これにすると月々1800円+送料が月々1000円&送料無料、ということになるという、一体原価はどうなっているんだ、というサービスです。ボクも幸い、相棒が見つかりまして(見つけられまして)、無事に一口かんでおります〜happy01
Feli2で、現在は7月、ということで、すでに2回目まで配布が完了しております。1回目がオレンジ系、2回目がグリーン系、でした(上画像)。で、それぞれのエンピツには色名が付けられております。日本語で付けられた名前と英語の名前。1本のエンピツの反対側にそれぞれの名前が印刷されているのですが(下画像)、日本名と英語名は決して対応しているわけではないようです。ネーミングはわりと適当(という表現が悪ければ創造的)に作っているのかなあ、という印象です。
1回目の配布の時にオマケとして“塗り絵”のようなモノがついていましたが、正直、いらないな、と思いました。それより多少お金を出すことになっても良いので、詳しい解説本のようなものを出してくれないかなあ、と希望しております。

→ “フェリシモ、500色の色えんぴつ”のページ

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2009/03/16

500色の色えんぴつ

Sk_felissimo 何でも“知る人ぞ知るコレクションだった「500色の色えんぴつ」をフェリシモが復刻して販売する”とのことで、コレは買わねばなりますまい(笑)。もともと92年に「コロンブスアメリカ大陸発見500周年」記念に500色のセットを限定発売したんだとか。コロンブスと色えんぴつがどうして結びつくのか、よく分かりませんが???まあ、とにかく日本やニューヨーク、パリなどで販売、限定10万セットが完売する大ヒット、だったそうで、復刻希望の声が多く、ついに、という流れのようです。
現在、先行予約受付中で特典としては6000円の割引、って全部で一体おいくら万円よ、となるわけですが、詳しくは下記リンクからどうぞ〜。今年の6月から毎月25本ずつ20ヶ月にわたっての配布になる予定だそうで・・・最終の予定は11年1月のようですね。なんと!地デジ開始より早く終われます、ハハハ。今回は出荷数限定ではなくて、申込期間限定、という感じみたいです・・・HPを見てみると、あれ、継続販売かもしれない。う〜ん、その辺の解釈ちょっと分かりません。すいません、各自でご確認下さいまし。先行予約するにこしたことはなさそうですな。

→ “フェリシモ、500色の色えんぴつ”のページ

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2008/09/18

upside down rainbow

Rainbow 記事の引用っていうんですか(笑)、そんな感じで申し訳ないですけれど、とても珍しい現象だったので載せてみます。画像も記事のモノ。毎度ですけれど勝手に使ってゴメンなさい、です。
逆さの虹です。イギリスで見られたようです。虹っていうのは見ている位置からの“角度”っていうのが絶対に決まっているんですよ〜。いつだったか誰かが「虹の根本(ねもと)までたどりついたことがある!」なんてことを言っていましたが、理論上そんなことはありえないですよね。追いかけても追いかけても、同じ距離(角度)を保ったまま“逃げていく”ハズなんです。
てな訳で以下記事の引用です。ヨロピク。

「専門家によると、特定の角度(22度)で、高さ約2万〜2万5千フィートにある小さく束ねた薄雲を日光が通った場合にのみ現れるそうです。他にも、光の強さ・観測者の位置・大気の状況で大きく左右されるため、実際に見るのはかなり難しそうです。ケンブリッジ大学の宇宙物理学の博士も「60年間生きてきたが、初めて見た」とコメントしており、どれだけ珍しいものなのか分かります」

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2008/04/22

青い髪のひと

 とにかく「クイズ」やら「雑学」やらの番組が多くて、どのTV局かさっぱり覚えていませんが、「オバちゃんが髪を青く(紫に)染めているのはなぜか?」ってなトピックがあったのです。ちゃんとした理由があったのですねぇ。ボクにとっては目からウロコでした。コレは女性的には常識なのでしょうか。
年を取ると白髪になります。個人差はあるでしょうけれど、真っ白な髪というのは滅多になくて、大抵は黄みがかっているんだそうです。これを真っ白に見せるためには、そう、黄色の補色である「青」で髪を染めてやればいいというわけです。なるほど〜。・・・あれ?補色を混ぜて白になるっていうことは、コレは加法混色か・・・ん・・・あれ?まてよ・・・理屈上は黒くなるのが正しいのではなかろうか・・・書きながらよく分からなくなってきました。とほほ。
とにかくTVではそういう説明で、その時点では、ボクは納得していたわけです。とにかく補色をつかって無彩色にする、という方向は正しいと思います。
髪には個人差がありますし、染めてからの時間経過や、あるいは紫は高貴な色、というイメージもあったりで、青くなってもそのまま色を残す人が多いのでは、という説明でした。

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2008/02/26

自然の中の光と色

Hikari 結局今までの苦労はなんだったのだろうか?というお話なんですよ。まあ、苦労ってほどでもないんですが(笑)。
カラーの勉強をし始めた頃、地元の図書館でなにげなく借りた本なんです。「自然の中の光と色ー昼の月はなぜ白い・桜井邦明著・中公新書刊」。ボクはとても気に入ってしまって手に入れようとしたのですが、既に廃版となっていたのでした。それから古本屋を見つけては中公新書の棚を探し続けていたのです。出版番号っていうんですか(正確な言い方は知りませんが)、1030番、覚えてしまいました。やがて不思議なことに気がつきました。前後の番号はあっても1030番だけは絶対に抜けているのです。そのうち、もしかしたら意図的に回収されたのではなかろうか、と思うようになってきました。
原因としては、内容に致命的な欠陥(誤り)がある、著者と出版社の間に問題が発生した、というようなことがあげられるでしょうか。ハッキリとは分かりません。ただボク的には非常に手に入れたい一冊だったのです。
何週か前に「色の歴史手帖」という本をamazonのマーケットプレイスで手に入れた、ということを書きました。ふと、本当に、ふと、その場所で検索をかけてみたのです。そしたら出てくる出てくる。ウヒャーです。即GET!“1円”(+送料)だったのでした。ワッハッハ。

→ 自然の中の光と色―昼の月はなぜ白い (中公新書 (1030))、
詳細データへのリンクです

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2008/02/19

錯視がいっぱい

 人間の目って理屈どおりには見えませんよね。たとえば空に浮かぶ月、あるいは山(富士山)とかが、肉眼では大きく見えるのにカメラに写すと「あれ?こんなに小さかったっけ?」みたいなことありませんか。ファッションでも膨張色とか言いますよね。「この色太って見えるから・・・」みたいなね。つまり人間の目ってやっぱり機械じゃないということです。2つの違う色が同じ距離、同じ面積にあったとして、その2つを同時に見たとしても、「厳密には」視神経から脳へと伝わる時間が違ったりすることが起きているわけです。色によって感度が違うというか、扱いが不平等だったりするわけです(笑)。
そんなこんながあるので「目の錯覚」なんてのが起きるんです。そんなのがいっぱい体験出来るページがありましたので下にリンクしておきました。よろしければお楽しみ下さい。立命館大学の北岡明佳教授という方のページです。
注)乗り物酔いなどしやすい人は避けた方がよいかもしれません。念のため。

→ 北岡明佳教授の錯視のページ

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2007/12/26

pccs の widget

12colowheel PCCSのウィジェットを見つけました。PCCSというのは色相環というやつです。学校の美術室なんかで見かけたことがあるのではないでしょうか。ちょっとずつ色が変わってグルっと一周するやつです。色んなのがあるんですけれど、PCCSはその中のひとつです。一方、ウィジェットというのはパソコンで使うデスクトップアクセサリーの一種ですね。Macではダッシュボードと呼ばれます。これは正にそのMacのダッシュボード用のソフトということでして、面白そうなのでダウンロードしてみました。フリーウェア(無料)。
画像をクリックしてみて下さい。大きくなります(注:実際に使うことはできません)。詳しい説明や、実物のダウンロードは下記リンクからどうぞ。トーンマップやグレースケールからの展開もあってなかなか面白いです。細かいことを言うとプロ向きじゃないですけれど(黄に番号0がふられていたり、無彩色の分割の仕方も構成上ムリヤリになっていたり)。
できることなら本来の24色版欲しいなあ・・・あ、いっそマンセル色相環(100色相)作ってくれたりしないかしらん(笑)。

→ 12-Color Wheel

*この記事はもともと07年1月にUPされたものを移動しました。
*どうやらリンク先が切れているようです。申し訳ありません。

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2007/12/25

あじさいの色は・・・

 あじさいの花(正確には「がく」)の色は、植えられている土壌の酸性度によって変わると言われていました。正確には、もう少し複雑なようです。
あじさいの花の色の「素」というのは、実は一種類なんだそうです。アントシアニン。名前から推察できるように基本(原種)は青色とのこと。それがどういう仕組みで「七変化」するのでしょうか?アントシアニンはアルミニウムと結びつく量によって、様々に変わるんだそうです。アルミニウムは酸性だとよく水に「溶けやすい」んだそうで、すると結果としてあじさいの花は青色に、アルカリ性だと「溶けにくい」ので赤色になるんだそうです。
実はそれとは別に「助色素」という仕組みもあるそうで、これは簡単にいうと「遺伝」情報で、つまり土壌が酸性でも助色素が赤系の品種だと、花は青くはならないんだそうです。同じ場所から生えているあじさいでも、色々な色があるのはそのためだそうです。
ちなみにそれでも強引にアルミニウムを接種させれば青くはできるそうですが、アルミニウムというのは普通の植物には毒だそうなので、あじさい以外が枯れてしまうのでご注意ください、とのこと(笑)。

*この記事はもともと07年1月にUPされたものを移動しました。

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