カテゴリー「見て!聴いて!読んだ!お話」の258件の記事

2012/06/22

“コクリコ坂から”展・横浜特別版

P6223905 横浜の赤レンガ倉庫1号館で20日〜27日まで開催中の“コクリコ坂から”展へ行ってきました。ボクは、昨年池袋の西武デパートで開催されていたものを1度見ています。内容は同じです。ただ近藤勝也さんの絵が好きなので、横浜でやるなら、ともう一度見に行きました。
 会場が違うのでレイアウトはもちろん違います。展示の仕方も多少違いがありました。概ね余裕をもった感じに変更になったと思います。
 あと、最後の方に写真OKというコーナーもできていました(笑)。最近はやりでしょうか?ジャクソン・ポロックの時にもこういうのありましたね。
 昭和30年代辺りの横浜の思い出に浸りたい方にもおススメです。ボク的には「桜木町の駅舎はこうだった!」というのがツボなんですが。

→“「コクリコ坂から」横浜キャンペーン2012”へのリンク
mixiチェック

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012/01/19

小沢征爾さんと、音楽について話をする

Murakami_ozawa コレは、もう本当にビックリするくらい音楽の話しかしていませんでした。ボクは、お世辞にもクラシックを語れるような人間ではありません。本文内で出て来る様々な楽曲のほとんどを、文字だけでは頭のなかに、ホンの一部のフレーズすら再生できないタイプです。けれども最後まで夢中で読ませていただきました。それは音楽を通じてではありますがとても普遍的なハナシをしているからだと思います。
 羨ましいのは村上氏も小沢氏も、今の仕事が好きで好きでしょうがない、というのが伝わってくるところです。スティーブ・ジョブズも言っていましたよね。「私は好運でした。自分が何をしたいのか、人生の早い段階でみつけることができた」というやつです。ボクは、未だに、夢中になるべきことを見つけられずにいます。それを考えると不安で不安でたまらなくなることがあります。
 小沢氏が師事した二人の巨匠、バーンスタインとカラヤンの比較もとても興味深かったです。バーンスタインはとてもフラットな価値観で誰とでも等しく話し合い作り上げていくというタイプで、カラヤンは上下関係をハッキリさせて自分の価値観で引っ張っていくという違い。一見、バーンスタインの方が“今風”ではありますが、彼は、教育者としては優秀だったが、楽団員を一つの方向に導くという点では、あまり上手くなかったというあたりは、なんか考えさせられました。人の上に立つというのは何にせよ難しいもんです・・・think
 今回の企画は、いわば、怪我の功名と言っては申し訳ないのですが、小沢氏が病気療養をせざるを得なくなったために可能になった対談とも言えます。走り続ける人は前しか見ていませんから。貴重な記録かもしれません。

Plus1_arrow小澤征爾さんと、音楽について話をする、詳細データへのリンクです
mixiチェック

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012/01/10

シャルロット・ペリアンと日本

Charlotte_perriand1 思ったりよりも混んでいました。目の前を自転車で通るたびに気になっていて、ようやく最終日に入ることとなりました。
 工業デザイナーというくくりで良いのでしょうか?ル・コルビジェのもとでキャリアを重ね、戦前戦後と日本を訪れ、多大な影響を与えた女性です。不勉強ながら、この展示を見るまで彼女のことは知りませんでした。またあの時代、働く女性として第一線で活躍するということはどういうことなのか、という視点からも興味深く見ることができるのではないでしょうか。
 展示は、彼女の作品そのもの(テーブルやイスやら棚やらもろもろ)と、写真、その他資料が時代順に並べられているシンプルなものです。けれど、「あ、これ見たことがある」という自分的には(笑)有名な家具もあったりして、どうして今まで名前を知らなかったんだろう、マイっちゃったな、と思いながら歩きました。展示物には触らないで下さい、という感じでしたが、熱心な方は床に手をついてテーブルの下の構造を覗き込んだりしたりして、何とか頭に叩き込んで帰ろう、なんて光景もみられましヨ。
 最後に彼女の生前出演したフランスのドキュメンタリー番組を見ることができるコーナーもあります。このVTR、販売してくれないんですかね。けっこう見応えあり、だったんですけれど・・・。
Charlotte_perriand2_2 神奈川県立近代美術館はずいぶん久しぶりに訪れたんですが、外観とは裏腹に、何というか古めかしい美術館(時代にそぐわない構造)という印象を受けました。こんな所だったかな、うーん、みたいな・・・。正直、別館をアチコチに作るなら、ココを気合い入れて改装、改修した方が良いと思いました。ま、個人的印象です(笑)。

Plus1_arrowシャルロット・ペリアン自伝、詳細データへのリンクです
mixiチェック

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012/01/04

深呼吸する惑星 / 第三舞台

The_third_stage ロビーには鴻上(尚史)さんが所在無さげに立ち(笑)、開場と同時にロキシー・ミュージック (Roxy Music)のモア・ザン・ディス(More Than This)が流れる、ボクはこれだけでグッっときてしまう人間ですから、たとえどんな内容の舞台でも今回は満足してしまったのではないかと思います。とにかく一つの区切りがついたことに感謝をしたい気持ちです。
 オープニングが今回の舞台の象徴的なシーンだなあ、と強く感じました。とある葬式帰りのシーン、そこには会社の付き合いで会ったこともない取引先の“息子”さんを見送った人々がいます。そこで交わされる、どんなに状況を聞いても自分と直接、縁もゆかりもない人のお葬式には思い入れることはできない、という旨の会話。物語の伏線にもなっているのですが、この第三舞台解散公演、そのものを表しているとも思えました。とにもかくにもオールド・ファンには色んなイミで満足満足の内容だったのではないでしょうか。
 かつて鴻上さんが、第三舞台はずっと続けていって、年を取ったとき、映画“八月の鯨”のような舞台ができていたら理想的だな、ということを言っていたのを覚えています。そういうイミでは“深呼吸する惑星”という作品は、もしこのまま第三舞台がつづいていったら、という方向性は示していたんじゃないかと思います。

Arrow 私家版 第三舞台、詳細データへのリンクです
mixiチェック

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/12/18

ロートレック展 / 三菱一号館美術館

Lautrec2 トゥールーズ=ロートレック展を見に行くことができました。25日まででしたのでギリギリセーフです。直接のキッカケはいつもの「ぶらぶら美術博物館」でした。ロートレックはとても好きではありましたけれど、系統だって知っていたわけではなくて、“これイイ!”くらいのかなりフンワリした感じでした。絵とロートレックの名前は結びついても、名前とその人となりとは全くリンクしていなかった感じです。
 それにしても油断しました。東京・丸の内にある三菱一号館美術館へは今回はじめて行ったのですが、想像よりこれほどしっかりした美術館とは思いませんでした coldsweats01ですから展示もボリュームたっぷりで、もうちょっと時間に余裕をもって訪問すれば良かったなあ、と反省しきりです。けっこう駆け足気味になってしまったんです。
Lautrec1 それにしてもロートレックのポスターを実際のサイズで見ると壮観ですね。あんな大きなサイズだとは思いませんでした。あの時代からあの大きさで作られていたんですね。ちょっと感動です。詳しくは美術館の解説などで読んで欲しいのですが、とにかくもすのごく状態が良いです。あれが実際にパリの街角に貼られていたんだと思いを馳せながら美術館を後にしました。

→ “三菱一号館美術館”のHPはコチラ
mixiチェック

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/12/11

cloud nine・George Harrison

Cloud_nine_2 ジョージ・ハリスン(George Harrison)の映画“LIVING IN THE MATERIAL WORLD”公開の声を聞いた頃から、無性にアルバム、クラウド・ナイン(cloud nine)を繰り返し聴いています。
 ビートルズは、たぶん、人並みに好きで、アルバムも全部持っていて、ポールとジョンは天才だと思っていて・・・とありきたりな感じなのですが、ソロになってからは、なぜかジョージ・ハリスンのアルバムしか持っていませんし、自分から聴くこともないのです。不思議ですね。その中でもこのクラウド・ナインは一番聴いたんじゃないのかしらん。もちろん、マイ・スィート・ロード(シングル)なんかも好きなんですがね。
 ビートルズのアルバムではアビーロードが一番好きなんです。それはジョージのサムシングとヒア・カムズ・ザ・サンの存在が大きいとしみじみと思います。She's so heavy のエンディングから Here comes the sun のオープニング、あの一気に雲が晴れ渡るような瞬間は、なんど聴いても背筋がゾクっとしてしまいます。
 サムシングの最初の歌詞“something in the way she moves attracts me no other lover”なんてね、これはもう無敵な感じがします〜 catface
クラウド・ナインは、そんなジョージの魅力をいかんなく堪能出来るアルバムなんじゃないかと・・・。

→ クラウド・ナイン(cloud nine)、詳細データへのリンクです
→ “LIVING IN THE MATERIAL WORLD”のHPへのリンクです
mixiチェック

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/09/16

ふしぎなキリスト教

P9081951 なんか勢いで買ってしまった本。面白くは読ませていただいたけれど、釈然としないのは、タイトルとオビのあおり文句のせい?売らなきゃいけないのは分かるけれど、中身とタイトルが今ひとつズレてる、というか合っていない感じがします。“今ひとつ”というのがミソで、「全然違うじゃないか!」と怒るほどでもない。読んで面白くなかったわけでもない。ただ、釈然としない感が残る、という複雑な読後です。
専門家、二人の対談形式で進みます。一応、進行役の人が、一般の人にも分かりやすくする形で質問をする、という体裁を取っているのですが、なんか難しい。対談者の一人はほんとうにシロウトさんの方が良かったんじゃないかという気がしました。まあ、ボクの頭が悪いだけだと言われてしまえばそれまでですが(笑)。本の裏側のオビに色々書いてあって、それをじっくり解説してくれるかと思うと、コレがまたどうもそうではなくて、P9081952オビの文言については「そんなことは分かっているでしょうけど」くらいの感情が文面からにじみ出ていて、サラっと流れているものが多い印象です。そもそも全体の3分の1くらいは、なぜ一神教は成立したのか、つまりユダヤ教について語られます。
それなら、最初からそのつもりで読むのに、タイトルとオビに自分の感情が引っ張られすぎちゃって、ちゃんと読めなかったなあ、という本でした。なんか損してるな、と思いました。コレはボクだけの感想だとイイですけれど・・・。まあ本を買う時には、タイトルとオビだけで判断せずに、目次をちゃんとパラパラしてからの方が良いですよ、という反省を得たというお話です(苦笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/08/22

自分の仕事をつくる

P4211600 春先に図書館で、西村佳哲さんという方の書いた“自分の仕事をつくる”という本を借りて読みました。その後、文庫化されているのを知りまして、買って自分のモノにしました。じつは文庫は単行本の約5年後の発刊で「その後」を描いた部分が足されています。
ココが大切。
 著者が、自分の気になった働き方をしている人、場所を訪ねて、それをまとめる、という形式をとっています。そもそもがそういう出発のため、訪問する業種?(クリエイティブ系が多い)にかなり偏りがあって、内容的にあまり一般性を持たない、と受け止められかねないんじゃないか、また、ここに掲載されているような「恵まれた環境で働ける人(たち)というのはごく一部じゃあないですか、それをもって、こうあるべきだ的な感じにまとめるのはどうか?」みたいな感想が生じるのも自然な成り行きの本です。
 それでも、ボクがわざわざ文庫本を買い直してしまったのは、繰り返し読むのに値する真理や理想がそこにあったからなのだと思います。例えば、何かをデザインをする時に、本人はカッコイイと信じているのに、どうも受け入れない、一人よがりだと言われてしまう人。原因の一つには“掘り下げの浅さ”があるといいます。とことん掘り下げの深度を深めていくと、個性は影を潜め本質にたどり着くものだ、その時はじめて誰にでも受け入れられるカタチに到達するんですよ、というエピソード、こういうのを読むと、ナルホド flair、と思ったりするというわけです。
 ただ実際に仕事をしていると、それこそ、そういう“時間をかけられる”、という環境そのものが、ほとんどの人には無いじゃないですか、という批判にもつながっていくわけですが・・・。文庫本の追加分には、著者のその辺の思いも書かれています。仕事におけるやりがいってなんだろう?
お仕事で行き詰まっている人、そうでない人(笑)、よろしかったら手に取ってみて下さい。何かしら得るものがあると思います。

→ 自分の仕事をつくる、詳細データへのリンクです

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/08/04

ワシントン・ナショナルギャラリー展

P7281864 六本木の国立新美術館で催されている“ワシントン・ナショナルギャラリー展”に行ってきました。キャッチコピーは「これを見ずに、印象派は語れない」です coldsweats01 ずいぶんとハードルを上げていますが、行ってビックリ、それに見合うだけの内容の濃い展覧会だと思いました。ナショナルギャラリーがこれだけの作品を一度に貸し出すのは今後2度とないだろう、と言われています。今回はナショナルギャラリー創立70周年の大規模改修に伴って可能になったのだそうです。
最近は、メインの1枚をそえて、コンセプト、あるいは見せ方の切り口で勝負する展覧会が多い中、これでもかと主役級ばかりの重量打線がならびます。これはけっこう感動的です。
P7281851個人的にはモネ、あとルノアール、やっぱりセザンヌ、おまけにゴッホと、目移りすることばかりです。マネも素晴らしいのが来てます・・・結局全部ですね(笑)。
ホンモノはやっぱりイイです。大げさに言えば、印象派の本質が分かります。とくにモネ・・・って繰り返しになっちゃいました。
ボクが行ったときは割合と空いていましたが、混雑状況は確認してから行った方がよいかもしれませんね。夏休みなので平日でも中学生くらいの年代の人も多かったですし。
下の画像は美術館を内部から。あと追加で下に西洋絵画史をとても分かりやすく解説した本も紹介しておきます(詳しくは画像をクリックして下さい) flair

→ 知識ゼロからの西洋絵画史入門、詳細データへのリンクです

→ “ワシントン・ナショナルギャラリー展”のHP

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/05/20

画家たちの二十歳の原点

P5201737 平塚市美術館に“画家たちの二十歳の原点”展を見に行ってきました。最近、お気に入りのTVに、BS日テレの“ぶらぶら美術・博物館”という番組があります。山田五郎さんが、おぎやはぎと相沢紗世さんらと一緒に、あちこちの展覧会をお散歩しながら練り歩く?という、新感覚の美術番組です。これがやたらと肩の力が抜けていて面白いんです。今回の、この展覧会もこの番組で知りました。感謝です happy01
 明治から現在にいたる有名画家の二十歳前後の作品のみを集めて紹介、という、大胆かつ、非常に時代性が反映される、ちょっとなかなかありそでなかった企画です。思いついた人、ナイス!って感じですネ。黒田清輝、青木繁、梅原龍三郎、岸田劉生、池田満寿夫もあったし、そうそう草間彌生なんて、この時からすっかり草間彌生でしたよ。いや〜ビックリ・・・あ、敬称略です、今更ですが(笑)。要必見てことで。
Hiratukam で、もう一つ企画展をやっておりまして“北大路魯山人”展。これも良かったです。作られた器が時代を追って展示されているんですけれど、実際に料理が盛りつけされた写真もあったりしまして、ハッとさせられるんです。料理が盛られて全体が完成する、って意味がすごく分かります。大げさにいうと器の状態だと2次元の絵みたいですけれど、食材が盛られるとまるで彫刻のようになるんですね。頭に「貪欲」という言葉が浮かんできました、なぜだか・・・。

→ “ぶらぶら美術・博物館”のサイトはコチラ
→ “平塚市美術館”のサイトはコチラ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧