小沢征爾さんと、音楽について話をする
コレは、もう本当にビックリするくらい音楽の話しかしていませんでした。ボクは、お世辞にもクラシックを語れるような人間ではありません。本文内で出て来る様々な楽曲のほとんどを、文字だけでは頭のなかに、ホンの一部のフレーズすら再生できないタイプです。けれども最後まで夢中で読ませていただきました。それは音楽を通じてではありますがとても普遍的なハナシをしているからだと思います。
羨ましいのは村上氏も小沢氏も、今の仕事が好きで好きでしょうがない、というのが伝わってくるところです。スティーブ・ジョブズも言っていましたよね。「私は好運でした。自分が何をしたいのか、人生の早い段階でみつけることができた」というやつです。ボクは、未だに、夢中になるべきことを見つけられずにいます。それを考えると不安で不安でたまらなくなることがあります。
小沢氏が師事した二人の巨匠、バーンスタインとカラヤンの比較もとても興味深かったです。バーンスタインはとてもフラットな価値観で誰とでも等しく話し合い作り上げていくというタイプで、カラヤンは上下関係をハッキリさせて自分の価値観で引っ張っていくという違い。一見、バーンスタインの方が“今風”ではありますが、彼は、教育者としては優秀だったが、楽団員を一つの方向に導くという点では、あまり上手くなかったというあたりは、なんか考えさせられました。人の上に立つというのは何にせよ難しいもんです・・・![]()
今回の企画は、いわば、怪我の功名と言っては申し訳ないのですが、小沢氏が病気療養をせざるを得なくなったために可能になった対談とも言えます。走り続ける人は前しか見ていませんから。貴重な記録かもしれません。
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コメント
Seiji Ozawaさんは大のファンです。この本の発行存じ上げませんでした。ご紹介ありがとうございます。*:)
投稿: Shoko Gifford | 2012/02/28 23:26
Shoko Gifford さん >
。
はじめまして。お役に立てたようで幸いです
またブログの方にも遊びに来て下さい。
投稿: assam(b-master) | 2012/02/29 21:45