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2007/12/11

京都の平熱 (15)

●京都駅
 京都の市街地を周回する路線バス206系統も終着駅へと着きます。つまり出発地である京都駅へと。今の京都駅ができたころというのは、京都ホテルなどとともに景観論争のまっただ中だったと思います。よく賛否両論なんて言いますが、京都駅に関しては“否”の方が多かったような印象を持っています。ボクは巨大なパチンコ屋と呼んでいました。
しかしこの本の最終章を読んでハッとさせられたのです。なるほど、そういう考え方もあるのか、と。つまりどういうデザインになるにせよ、京都駅は「壁」のようでなくてはならなかった、という考え方です。
京都人には一つのトラウマがあって、それは“あの珍妙な”京都タワーです。鉄道で京都駅へと列車がすべりこむと真っ先に目に飛び込んでくるあの巨大ローソクです。とにかくアレを隠したかった、旅行者が駅のホームに降り立ったときに視界から避けさせたかった、というわけです(笑)。
ただこの本によると、「これほど蔑まれた京都タワーも、いまでは京都市の小学校の校歌では第三番目によく出てくる名前だとのことである。信じがたくはあるが。」とのことです。
時間というのは不思議なものですね・・・。

このシリーズは今回で「おしまい」です。ども、でした。

→ “京都の平熱 哲学者の都市案内”の紹介はコチラ

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コメント

そうだったですか。
京都タワーの川柳で、すごいのがあって、ちょっとここではいえないんですが、これを読んで、ぱっと視界がひらけた。どうもありがとう。

投稿: いまに | 2007/12/11 23:02

おはようございます。
わしらが生きているうちに実現するかどうか不明ですが、京都駅の乗り場が高架となる可能性がない訳ではないようです。京都駅が地平にあるために烏丸通りが分断されているからです。今の駅は高架化を見送って完成したそうですが、財政や権力の動き次第ではいつかは高架となる・・・かも?
いずれにせよ今の時点では埋もれている計画ではあります。

投稿: うえの | 2007/12/12 04:42

本当はすべて地下化できれば一番スッキリするのでしょうけれどね。これだと予算が尋常でなくなってしまう・・・。

投稿: assam(b-master) | 2007/12/12 21:41

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